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成年後見・任意後見

任意後見契約とは?「もしも」に備える安心の準備【第9回】

高齢者等終身サポート専門行政書士の森です。

今回は、将来への備えとして注目されている「任意後見契約」について、皆さまにわかりやすく解説します。

任意後見契約とは?

ご自身の判断能力が低下した時、「誰に、どのように財産管理や身の回りのことを任せたいか」と不安を感じることはありませんか?任意後見契約は、そうした将来の不安を解消するための大切な準備です。ご自身の意思がはっきりしているうちに、信頼できる人(任意後見人)を選び、どのような支援を受けたいかをあらかじめ契約で定めておきます。この契約を結んでおけば、もしもの時も希望通りの生活を送ることができます。

なぜ今、任意後見契約が必要なの?

認知症などで判断能力が不十分になってしまった場合、預貯金の引き出しや不動産の売買など、法律行為を自分一人で行うことが難しくなります。そのような場合、通常は法定後見制度を利用することになりますが、裁判所が後見人を選任するため、必ずしもご自身の希望通りの人物が選ばれるとは限りません。

一方、任意後見契約は、ご自身が元気なうちに「この人に、この仕事を任せたい」と自由に決めておくことができます。ご自身の「こうしたい」という想いを、未来に託すことができるのです。

任意後見契約と「見守りサービス」の連携

当事務所では、任意後見契約のサポートだけでなく、「見守りサービス」と連携させた支援もご提案しています。

任意後見契約は、将来ご自身の判断能力が低下した時に効力が発生する契約です。それまでの間、当事務所の「見守りサービス」をご利用いただくことで、お客様の日々の暮らしに寄り添い、ちょっとしたお困りごとにも対応いたします。定期的な訪問や連絡を通じて、ご家族では気づきにくい変化を専門家が察知し、もしもの事態に備えます。

これにより、ご自身の「もしも」への備えはもちろんのこと、日々のちょっとしたお困りごとにも対応し、継続的な安心をお届けします。

自分で契約書は作れる?専門家にご依頼いただくメリット

任意後見契約は、公正証書で作成する必要があります。ご自身で作成することも不可能ではありませんが、ご自身の希望を法的に有効な形で文書にするには専門的な知識が不可欠です。

当事務所では、お客様のご希望を丁寧にヒアリングし、最適なプランニングから、契約書の作成、公証役場での手続きまでを一貫してサポートいたします。専門家がそばで支えることで、穏やかで充実した生活をサポートします。

まとめ:未来の自分への「安心」をデザインする

任意後見契約は、未来の自分とご家族のために、ご自身の「想い」と「安心」を形にする大切な準備です。

「何から始めたらいいか分からない」「うちの場合はどうなるの?」と感じたら、まずは一度ご相談ください。当事務所では初回相談は無料です。将来の不安を解消し、ご家族の明るい未来を築くお手伝いをさせていただきます。

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